陽だまりの花畑

髪飾りを綺麗にしてもらって、
蔓薔薇とブーケをセットで磨いて貰った。

今の目標は髪飾りのお兄ちゃんだから、少しでも追いつけたら良いな、なんて。

見つけすぎてありがたみが薄れそう。
カスミソウとラベンダーと一瞬に飾る。
夕方だと葉っぱが閉じちゃうのが残念。

貴方の願いを聞くのなら、貴方の天寿の全うを見守って、愛しい貴方の魂を見送った次の日に旅立とう
貴方の旅が寂しくないようきっとすぐに追いかけるから、ほんの少しだけまっててね
貴方が旅立つ遠い日まで貴方をずっと守るから、背中合わせでなく手をつないで。

（新しくつけたされたラブレター）

抜けるような青空を見る。
今日もいつもと変わらない平和な日常で、平和と言うにはあれだけど、エンドブレイカーでなければ平和そのもので。
ゴンドラ乗りの人たちと言葉を交わし、元気に顔を見せてくれる早出の店員さんたちと挨拶を交わす。
小さな家庭菜園の野菜や果物も元気だし、彼はいつも通り眠たそうに見送ってくれた。
ささやかな日常は幸せで、こうしていれば今も命の取引が行われているなんて思えないほど。
それでも。
なんだか心の中に嫌な雲が広がる。
エルフヘイムでも、こんな感じだった気がするから。
毎日のように新しいエンディングの報告やイベントもののお誘いがあったのに、
さっと賑やかさが引いた瞬間の大きな事件。
ラビシャンや、エルフの騎士もそんな感じだった気がして。
なかなか帰らない優しい友人たちを心配した日々を思い出す。
また、それが来る。そんな気がして。

鍛錬だけは欠かさずにしておこう。
自分のも、彼のも、命を守れるように。

出来るなら、不安が的中しないとよいな。

彼を失う日を夢に見ぬよう、ぬいぐるみを抱いて寝る。

貴方とはじめて会った日に貴方と出会った事が運命だと思ったの。
貴方のためなら命も捨てれるなんて、そんな風に思うのを貴方はきっと苦笑をこぼすのだろうけど。
でも今なら貴方の為に生きて帰ると誓えるよ。貴方の手に舞う蝶に何度だって誓うから。

（三行恋文ブームがツイッターで起こってました←）



貴方のそのわがままに少しでも答えたいけれど。
守護者としては貴方より先に朽ちたいと、そうとも思ってしまうの。
二人の理想を叶えるならば…　朽ちる場所は戦場でなく、暖かなベッドで手を取り合って。P.S.　貴方がそれを望むなら、例え後を追っても起こらないでね。 （消された手紙。）